鵯越町ひよどりごえちょう
最寄り駅神戸電鉄 長田駅
鵯越町は、神戸市兵庫区の山手にある町です。町名の「鵯越」は、もともと福原・兵庫のあたりから山を越え、藍那(北区山田町)を通って播磨・三木方面へ抜ける古い道の名前で、源平合戦で源義経が崖を駆け下りて平家を奇襲したとされる「鵯越の逆落とし」の舞台として知られています。逆落としの本当の場所は、須磨の一ノ谷の裏山とする昔からの説と、この鵯越あたりとする説があり、今も決着がついていません。町の北の鵯越墓園には「史跡鵯越の碑」が立ち、義経が馬をつないで休んだという松の言い伝えも残っています。
そんな歴史をもつ山越えの道らしく、町の中は坂が多く、電柱と電線の並ぶ上り坂や、家々のあいだを抜ける細い路地が続いています。坂の上に立つと、屋根の連なる町並みが遠くまで見渡せます。
通りには、緑の日よけの酒店や赤い日よけの商店など、昔ながらの店が今も残っていて、どこか懐かしい街並みが続きます。町の奥には大きな団地が建ち並び、金網のアーチに囲まれた歩道橋や、らせん階段の歩道橋、木陰の公園など、団地ならではの景色が広がります。
山あいの坂の町も、年月とともに少しずつ表情を変えていきます。撮影した年月ごとにページを分けて記録しているので、また歩いたときの写真と並べて見比べられます。
鵯越町の場所
点線の中が鵯越町です。地図:© OpenStreetMap contributors/町の範囲:政府統計の総合窓口(e-Stat)の国勢調査境界データ(2020年)を加工して作成